皆さまこんにちは!
LEDEAです!
今回は【ホエイプロテイン摂取と腎機能に与える影響】についてブログを書かせていただきます。
皆さまも一度は「プロテインは腎臓や肝臓に悪い!」なんてことを聞いたことがあるのではないでしょうか?
これは昔から議論されているテーマではありますが、最新のナラティブレビューからご紹介をさせていただきます!
ホエイプロテインが各臓器に与える影響
肝臓
ポジティブな影響
・非アルコール性脂肪肝炎の改善や酸化ストレスの減少
・非アルコール性脂肪肝炎マウスの高脂肪高果糖食による炎症軽減(マウス実験)
リスク
・運動不足群では炎症マーカーが増加し肝毒性を持つリスクがある(マウス実験)
結論
ホエイプロテイン摂取によって非アルコール性脂肪肝の改善など、肝臓に対してポジティブな影響がみられました。
上記の通り、運動不足群では肝毒性のリスクがあります。しかしながら、同時に適度な運動を行う群には炎症マーカーが見られず、このリスクを打ち消すことができます。
日常の運動量ごとのたんぱく食摂取量は、下記をご参考ください!
・運動をしない方:体重×1g
・運動を行う方:体重×1.2g
・ボディビルやフィジーカー:体重×1.5g×2g
腎臓
ポジティブな影響
・サルコペニア(加齢による筋肉量の減少)の高齢者では推定糸球濾過量が増加=腎機能の改善がみられた
リスク
・すでに腎機能が低下している人は注意が必要
結論
腎機能が正常な人間がプロテイン、高たんぱく食を摂取しても影響を及ぼさないというのが最新の知見です。
上記の通り、ホエイプロテインの摂取により、サルコペニアの高齢者では推定糸球濾過量の増加がみられました。
また、ラットに高脂肪食を与えた研究では、プロテインに含まれている成分(ホエイ・α-ラクトアルブミン、ラクトフェリン)を与えると腎炎スコア、尿アルブミン濃度が優位に低くなりました。
研究の結果を総合すると、プロテインは腎機能障害の発症をむしろ防ぐことが示唆されています。
「高たんぱく食が腎臓に悪い」というのは、Brennerさんが提唱した研究を元に言われるようになったのですが、この研究ではマウスの腎臓のなんと5/6を切除した状態で腎機能を調べるものでした。従って、既に腎機能が低下した場合を対象に考えた実験になります。
高たんぱく質食後にBUN(尿素窒素:肝臓・腎臓の状態を検査するために利用される)が上がることがあるのですが、これは良い意味でたんぱく質を正常に代謝して腎臓の活動量が増加していることを意味していますので心配はいりません。(15~18mg/dl)
ただし、既に腎機能が低下している方にとっては、この活動量増加自体が過負荷となる可能性があります。
「現在の腎臓の状態によって、腎機能への影響が異なる」これが昨今の議論が分かれる要因かもしれませんね。
腸・肌
ポジティブな影響
・胃腸機能が正常であれば、ビフィズス菌をはじめとした善玉菌増加効果がある
・腸のバリア機能(タイトジャンクション)を強化し炎症を軽減する
リスク
・皮脂分泌が増加し、炎症(ニキビ)が発生する人がいる
結論
ホエイプロテインの摂取は肌や腸内環境にも良い影響を与えるようです。
ホエイプロテインに含まれるラクトフェリン(糖タンパク質)が善玉菌の餌になり腸内環境を改善します。しかしながら、体質的にホエイプロテインを飲むと下痢をおこしたりする方は残念ながらこの効果は期待できません。またニキビを誘発する体質がいる方がいることも事実です。しかしながら、ニキビが発生する方は「EAA」を代用していただくとこのリスクを回避できます。ボディメイクであれば1回10gほどの摂取でOKです!
腎機能を低下させる要因
そもそも、なぜ腎機能が低下してしまうのでしょうか。
下記がその一例になります。
・尿毒素やその代謝産物の蓄積(腸内環境の悪化、腸内細菌のバランス悪化)
・糖尿病や自己免疫疾患などの合併症
・ミトコンドリアの機能低下
・感染症
・リーキーガット(腸管上皮細胞のバリア機能低下)
腎機能保護にはそもそもの質的な栄養不足の改善、腸内環境改善が必須になります。
いかがでしょうか?
腎機能が正常な方であればプロテインはむしろ腎機能低下を予防する成分が含まれている、という意外な結果でした!
適切な食事、運動とプロテインを上手に取り入れて健康を維持増進しましょう☺
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